広告運用を進めていく中で、CVRの改善に頭を悩ませる方も多いのではないでしょうか。
バナーやテキストの差し替えで済む広告の改善とは異なり、LPの改善はコーディングやタグの設置など改善以外の作業に時間がかかるため、ついつい後回しになりがちです。
本記事では、そんな皆さんに向けてCVRを改善する手順から、改善ができない原因、その解決方法までを詳しく解説していきます。
そもそもCVRとは?ー改善の前におさらいー
ご存知の方も多いと思いますが、CVRについて改めて解説をすると、
CVR(シーブイアール)はConversion Rate(コンバージョンレート)の略で、該当するLPのPV数に対するCV数の割合を意味します。
CV数(問い合わせや資料請求など)÷ PV(ユーザーがLPを訪問した回数)
上記の式で算出され、基本的にはLP内の構成やコンテンツなどを改良することで、CVRの改善が見込めます。
その他様々な広告の指標はこちらの記事に掲載しているのでぜひご覧下さい。
【指標編】Web広告を行う上で重要な用語を徹底解説!
まずは具体的なノウハウの前に、CVRの改善=LPを改善するために必要なツールについて見ていきましょう。
CVR改善に不可欠なツール
CVRの改善に必要なツールは主に以下の3つになります。
- LP作成ツール
- レポートツール
- ヒートマップツール
- ポップアップツール
それぞれについて詳しく見ていくと
LP作成ツール
改善において大前提として必要があるのはLP作成ツールです。
CVRを改善する際にはLP内の様々な箇所を変更したり、LPそのものを変更してABテストを行います。その際、WordpressをはじめとしたLP作成ツールを用いて複数のLPを作成し、配信を行う必要があります。
LP作成ツールの種類に応じて、コーディングが必要になったりテンプレートで作成したりと作成方法や改善方法が異なるため、自社での運用状況に応じて最適なツールを利用するようにしましょう。
LPのコーディングについて詳しい記事はこちらから↓
【外注する前に知りたい】 一般的なコーディングの方法とは?
レポートツール
LPの作成についてはお伝えしたので、次にLPの配信結果を確認するためのツールを見ていきましょう。
まず最初に紹介するのがレポートツールです。代表的なものとしてGoogle Analyticsなどがありますが、実際にCVRなどを計測する際も、このレポートツールを利用します。
(広告媒体側のPV数とCV数からCVRを算出することも可能ですが、媒体側の計測でCV数が実際の数と乖離する可能性があるため、媒体上でのCVRの数値にも注意が必要です。)
LPのレポートではCVRの他にも、LPの直帰率やLPに遷移したユーザーがどんなページから遷移してきたのかなど、細かい情報を取得してLPの改善に役立てることが可能です。
またABテストでの配信に特化したツールなど、Google Analyticsの他にも様々な特徴を持ったレポートツールが存在します。
ヒートマップツール
次に、レポートツールと並行して利用されるのがこのヒートマップツールです。
レポートで「ユーザーの動きを数値で追っていた」のとは対照的に、ヒートマップツールでは「LP上でのユーザーの動きを視覚的に追う」ことが出来ます。
ヒートマップツールについて詳しい説明とツールをご紹介!↓
ヒートマップの役割から作成方法、ツールまで!これを見ればヒートマップの全てが分かる!
LP内のユーザーの反応を元に改善すべき場所を、”色”や”%表示”を用いてはっきりと認識することが可能になるので、最終的なCVRの改善に役立ちます。
ヒートマップツールを利用する際には、ツールごとにPV数の上限や利用できるドメイン、LPの数が異なるので注意しましょう。
ポップアップツール
LPを途中まで読み進めたユーザーや、LPから離脱しそうなユーザーに対するアプローチ方法に「ポップアップ」があり、これもまたCVRの改善に一役立ちます。
LPに滞在しているユーザーに対してウィンドウの最前面に出てくるバナーなどのコンテンツを「ポップアップ」と呼びます。
バナーの内容としては、
「今登録すると2ヶ月間無料!」
などといった期間限定キャンペーンの告知などに利用されます。
基本的にポップアップを表示させるタイミングは任意で設定することが可能で、
-
- ユーザーが〇〇秒以上滞在したタイミング
- ユーザーがページの〇〇%までスクロールしたタイミング
- ユーザーが離脱しようとしたタイミング
など、用途に応じて様々な表示方法を利用可能です。
以上がCVRの改善に必要なツールになります。
では次に、これらの4種類のツールを利用しながら実際にCVRを改善する方法について見ていきましょう。
3種類のCVR改善方法
ベースとなるCVR改善方法
まずは一般的に「LPO」と呼ばれる手法について見ていきます。
順番に追っていくと
-
- LP作成ツールでLPを作成し、媒体の広告と紐付けて配信します。
- 1のLPを一定量配信したあと、レポートやヒートマップツールを用いてLPに対するユーザーの反応を確認します。
- ヒートマップ上で反応が小さい部分のバナーやテキストを変更したり、直帰率が高い場合にはLPのFV(First View:LP内でスクロールせずに最初に表示される範囲のこと)をを差し替えるなどの変更を加えていきます。
- 差し替える前と後の2種類の(複数パターン用意した場合はその分)LPを同時に配信しCVRを確認することで、改善の結果を判断します。
- 2-4を繰り返しながらLPを最適化させる(LPO)ことで、CVRを改善させます。
かなり簡潔に書いていますが、上記の方法が基本的なCVR改善方法です。
次に、LPを「差し替える」のではなく、「追加する」方法について見て行きましょう。
別LPを追加するCVR改善方法
基本的な方法では、2種類もしくは複数種類のLPを同時に配信しユーザーの反応が良いものを採用するという手法を使っていましたが、既存のLPを残しながら、新しいLPを追加する方法について見ていきましょう。
記事LP
最初に紹介するのはこの記事LPで。
記事LPとは、第三者の視点から商品やサービスを利用した前後での変化や効果を示し、LPを見ているユーザーに実際に利用した際の具体的なイメージを抱かせる手法です。健康食品や美容業界などでは頻繁に利用されています。
具体的には、化粧品などで利用前後の肌の変化を写真で掲載することでユーザーに商品を利用した際の具合的なイメージを抱かせて、購買意欲を高めるために利用されます。
漫画LP
次に紹介するのは漫画LPです。漫画は文章よりもユーザーが読むハードルが低く、理解度も深いと言われており、サービスの説明をよりわかりやすく行うことが可能になります。
アンケートLP
アンケートLPも頻繁に利用される手法のひとつです。ユーザーがアンケートに答えていく中でそのユーザーの属性などを判断し、遷移先のページでそのユーザーに最適なLPを当てることが出来るようになります。
他にもいくつか追加できるLPがありますが、今回は頻繁に利用される3つをご紹介させていただきました。
今まで広告から商品LPに直接遷移させていた場合、広告と商品LPの間にこれらの特殊なLPを挟むことでユーザーの商品やサービスへの理解度が深まり、離脱の防止および最終的なCVRの向上に繋がる可能性があります。
(闇雲に上記のLPを挟めば良いというわけではありません)
LPの種類に関してより詳しい情報を記載しているのでこちらの記事もご覧ください。↓
【コレさえ読めば始められる】LP制作の流れを詳しく解説!
新しい要素を追加する
最後にご紹介するのは、LPを改善後により獲得効果を上げるためにできる施策です。
具体的には
などが該当します。それぞれ詳細を見ていくと
CTA(Call To Action)ボタン
CTAは、CSSコードなどを用いてLP内に作成できるボタンのことです。
例えば、「お問い合わせはコチラ」というCTAボタンを常にLPの特定の場所に表示されるように設定することで、本来ならばページの一番下までスクロールしなければ表示されない問い合わせフォームなどにボタンを押すだけで遷移させることが出来ます。
単純にユーザーがLPに遷移してきてから問い合わせをするまでの工数を大幅に削減することが可能であるため、CV数およびCVRの向上が見込めます。
ポップアップ
先程のツールの部分でご紹介した通り、ポップアップもLPに追加できる要素の中でCVRの改善を見込める要素です。
本来であれば離脱していたはずのユーザーに、期間限定のキャンペーンなどを告知することによってCV獲得につなげることが出来ます。
このように様々なLPの改善や要素の追加を行っていくことで、最終的なCVRの改善が見込めます。
しかし、CVRの改善方法が明確になっているにも関わらず、多くの広告運用者から
「CVRの改善に着手できない」
という声を多く耳にします。
一体どうしてなのでしょうか?
なぜCVRの改善は進まない?
CVRの改善が進まない要因は様々なものがありますが、ここでは多くの広告運用者が頭を悩ませている3つの原因についてご紹介します。
ツールがバラバラだから
LP作成にWordpress、レポートにGoogle Analytics、さらにヒートマップツールやポップアップ作成ツールなどLPの改善に必要なツールがいくつもあり、LPの数が増えるのに応じてそれぞれを紐づけるためにたくさんのタグやURLが発行されます。
Excelなどでそれらを管理しようにも、作業に時間が取られてしまいます。
結果的にすぐにできるバナーの変更などばかりが優先され、CVRの改善が後回しになりがちです。
リソースや時間が足りないから
タグやURLの管理以外にも、運用を進めていくとLP制作の場面でリソース不足になる傾向があります。新しいLPを作成したり、LPに修正を加える際には、デザインやコーディングといった時間とリソースがかかる属人化しがちな作業が必要になります。
そのため、リソース不足の会社や、外部にLPの作成を依頼している場合には、気軽にLPの変更を繰り返すといったことができないために、CVRの改善がなかなか進みません。
コストが嵩むから
LPの改善を外注したり、様々なツールを導入することでコスト面で大きな負担がかかり、CVR改善を諦めてしまうケースもあります。ヒートマップツールなどは、PV数に応じた従量課金システムを採用しているツールもあるため、注意が必要です。
「改善方法がわかっていてもCVRの改善は諦めざるを得ない…」
こんなふうに思っている広告運用者の方、これからこのような状況に陥りそうになっている方々に朗報です。
実は、誰もが諦めかけていた
「CVRの改善を達成しながらコストの削減もできる」
そんなツールが存在するんです。
その名もSquad beyond
ユーザーがCVRを改善できない要因を軸に、Squad beyondがどのようにCVRを改善できるのかご紹介していきます。
シームレスなCVR改善、Squad beyond
全てのツールが一つに
Squad beyondでは、先述のCVR改善に必要なツール
- LP制作ツール
- レポートツール
- ヒートマップツール
- ポップアップツール
が全てひとつのプラットフォーム上に集約されています。
つまり、タグやURLの管理は必要なく、LPを作成した瞬間にレポートやヒートマップが作成されます。ボタンひとつでLPの複製もできるので、ストレスフリーでLPの改善に取り組めるようになり、今までよりも効率的なCVR改善が可能になります。
社内リソースの誰もがLPを作れる、運用ができる
今までLP作成などの作業が属人化してしまい、専門の人を通さなければできなかったLPの作成や改善が社内の誰でもリアルタイムで行うことが可能になります。コーディングでのLP作成はもちろんのこと、ノーコードでのLP作成も可能でCTAボタンを含めた200以上の装飾がLP装飾が使い放題です。
LPの変更履歴は全てSquad beyond上に保存されるので、チーム全体でスムーズな運用、改善を可能にします。
全てのツールが揃って月額10万円から
Squad beyondはCVRの改善に必要なツールが全て揃っていながら、月額10万円から利用できます。(ご利用人数に応じて料金は変わります。)
今まで様々なツールや外注費などで必要になっていたコストが、全てこの月額10万円で置き換えることができます。
Squad beyond利用中のユーザー様の月間平均作成LP数は200LPとなっており、つまりLP1枚あたり500円で作成できる計算になります。
LPが500円で作れる!?その秘密を大公開!!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はCVRの改善方法から、改善できない原因、その解決方法までお伝えしてきました。
Squad beyond公式サイトには、導入企業様によるCVRの改善、そしてCPAの改善を実現した事例が掲載されているので、ぜひご覧下さい。
導入事例