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【キーワード編】Web広告を行う上で重要な用語を徹底解説!

Web広告では、広告の配信したり結果を確認する上で覚えておくべき重要な用語がたくさん存在しています。本記事ではこれらの用語が持つ意味とその詳細を詳しく解説していきます。


Web広告では、広告の配信したり結果を確認する上で覚えておくべき重要な用語がたくさん存在しています。本記事ではこれらの用語が持つ意味とその詳細を詳しく解説していきます。

Web広告をこれから始める方、Web広告業界について全く知らないインターン生など、誰にでも理解できる内容になっているので、各用語について一緒に見ていきましょう。

 

CPAなどの指標についてはこちらの記事でまとめているので合わせてご覧ください!

 

 

◆広告

まずはWeb広告の種類別に用語の解説をしていきます。単にWeb広告と言っても配信方法やコンテンツによって様々な種類があるので、覚えるべき用語を一つずつ確認していきましょう。

 

  • 純広告

「Google」や「Yahoo!」と言った検索エンジンでは、ページの右側など、常に同じ場所に広告枠が存在します(新聞の広告枠や、街頭広告のようなイメージ)。指定された期間、または表示された回数に応じて料金を支払う広告形態を、純広告と言います。

 

  • 運用型広告(パフォーマンス広告)

純広告と対比してよく利用される用語が、運用型広告(パフォーマンス広告)です。運用型広告は、広告配信によるユーザーの反応を集計し、予算や配信ターゲットなどを変えながら最適化することで、広告の配信効果を高めていく手法です。広告枠や配信に必要な金額は、オークション形式でリアルタイムに入札が行われています。

  • リスティング広告(検索連動型広告)

リスティング広告は運用型広告の一種で、検索エンジンを利用するユーザーが特定の用語を検索した際に、検索結果の上部に広告がテキストで表示される手法です。配信側は用語の選定や広告として配信される文面などを設定する事が可能です。能動的に検索をした、サービスや商材の購入意欲が高いユーザーへのアプローチとして利用されます。

  • ディスプレイ広告

ディスプレイ広告もまた運用型広告の一種であり、GoogleなどのWebサイトや、Facebookなどのアプリケーション上で表示される広告です。リスティング広告がテキストのみだったのに対し、ディスプレイ広告は画像、動画テキストなどの様々な手法で配信されます。リスティングとは異なり、サイトやアプリを利用しているユーザーに幅広く表示されるため、潜在的なユーザーに対するアプローチ方法として利用できます。

  • 動画広告

動画広告はアプリケーションの発展とともに主流になりつつある広告の一種で、TikTokやYoutubeなど様々な媒体を通して利用されます。ディスプレイ広告の一種としても扱われますが、アプリケーション内だけではなくタクシー広告で利用できたり、近年ではテレビCMとして配信、さらにそれを運用するといったサービスも普及し始めています。

  • インフィード広告

運用型広告の中でも特殊なのが、このインフィード広告です。Facebookアプリやニュースアプリなどをスクロールさせた際に、投稿などの他のコンテンツと同じフォーマットで表示されることでユーザーの広告への流入を高めることが狙いです。

  • アドネットワーク広告

上の様々な広告形態や広告媒体が存在する中で複数の媒体に同時に広告を時配信したい場合に利用されるのがこのアドネットワーク広告です。代表的なものにGDN(Google Display Network)があり、200万を超えるWebサイトとYoutubeをはじめとした65万種類以上のアプリケーションに対する広告配信が、このアドネットワーク上で可能になります。

  • アフィリエイト広告

アフィリエイト広告は、広告を掲載したい媒体主(アフィリエイター)と、広告を配信したい広告主を、ASP(後ほど詳しく解説)と呼ばれるサービスが仲介することで行う広告配信の手法です。アフィリエイターはASP内で広告主の出す広告の中から掲載したいものを選択し、その広告経由で商品の購入やサービスの問い合わせがあった際に、広告主がアフィリエイターに成果報酬を支払う仕組みです。

 

 

◆事業者およびサービス名

次にWeb広告を行う上で知っておくべき事業者、およびサービス名について用語解説をしていきます。記事をご覧いただいている皆様の立場によって必要なサービスが異なるので注意しましょう。

 

  • ASP(Affiliate Service Provider)

先程もお伝えした通り、広告を掲載したい媒体主(アフィリエイター)と、広告を配信したい広告主を仲介する事業を行うのがASPです。ASPには様々な種類があり、受け取れる最低報酬額や配信できる商材などがそれぞれ異なります。同じASPでもアプリケーションを提供する、ASP(Application Service Provider)という事業者およびサービスも存在するので、混同しないよう注意しましょう。

  • DSP(Demand-Side Platform)

DSPとは広告主の広告配信効果を最適化させるためのプラットフォームの総称です。SSPとは対をなす存在ですが、SSPと連携させることで初めて機能します。広告のターゲットとなるユーザーに対しリアルタイムで入札が行われるRTB(Real Time Bidding)という入札システムを持ちます。

  • DMP(Data Management Platform)

DMPとは、問い合わせデータなどの顧客情をはじめ、蓄積された様々なデータを管理するためのプラットフォームです。DSPと連携させることでDMP上で条件に当てはまる特定のユーザーへの配信を可能にします。

  • SSP(Supply-Side Platform)

DSPと対照的に、媒体の広告枠販売や広告収益最大化を支援するためのツールになっています。DSPと連携することで収益性の高い広告を自動選定し、配信することができます。

 

 

◆広告の要素

ここでは、実際にWeb広告の配信を行う上で必要になる用語を中心に解説していきます。広告配信をある程度進むとこれらの言葉は頻繁に利用されるようになるので、忘れないように注意しましょう。

 

  • 広告媒体(メディア)

広告配信を行う上で、広告を掲載する場所を提供するのがこの広告媒体です。代表的なものとしてFacebookやGoogleが挙げられます。SNSに限らず、顧客層が絞られる企業向けアプリケーションなど、広告配信面を持つすべての媒体を広告媒体と呼びます。

  • バナー

バナーとは媒体上で配信する広告の画像部分を表し、リスティングなどを除いて多くの媒体で必要になります。クリエイティブとも呼ばれ、ユーザーの反応を大きく作用する要素の一つになるので、運用型広告を行う際には数種類のバナーを同時に配信し、最も成果の良いものを最適化させるといった手法を用いることが多いです。媒体によって必要なサイズなどが異なるので各媒体ごとの条件に注意しましょう。

  • LP(Landing Page)

LPとは、媒体で配信している広告をユーザーがクリックした時に遷移するページの総称です。基本的にLPには、広告で掲載している商品やサービスの詳細、および申し込みフォームなどが記載されています。LPにはこれらの申し込み用のLPに加え、第三者の目線で商品の使用感などを書いた「記事LP」、導入事例などを漫画でわかりやすく解説した「漫画LP」など様々な種類があります。

  • サンクスページ

バナー、LPを介して申し込みが完了したユーザーに対して表示させるページをサンクスページと呼びます。資料請求に対する資料のリンクや、Webセミナーを行う際のURLなど、必要な要素に応じて使い分けることが出来ます。

  • サービスサイト

商品の内容やサービス概要、料金などの商材やサービスに関する情報が記載されているサイトの総称です。会社の概要が掲載されているコーポレートサイトと混同しないよう注意しましょう。

 

  • レポート

運用型広告では、配信した広告やLPの成果を確認するのにレポートを用います。基本的にFacebookやGoogleなどの広告配信媒体では、配信金額やユーザーの反応などがレポート上で逐一確認できるようになっており、その情報をもとにバナー等の変更を加えながら最適化を行っていきます。一方、LPに関しても広告と同様にユーザーの反応に応じた変更を加えていく必要がありますが、基本的にLPの制作とレポートは別のツールとなっているのでLP用のレポートツールの導入が必要になります。

  • ヒートマップ

ヒートマップは、LPやサービスサイト上のユーザーの動きを視覚的に追うことのできるツールです。ユーザーが長く頻繁に閲覧する場所ほど赤く表示され、逆にあまり閲覧されない部分は青く表示されます。ユーザーの反応に応じてサイト内を改善することができるので、効率的に最適化が出来るようになります。レポートと同様に独立したツールであることが多いので、制作ツール側との連携等が必要になります。

  • タグ

タグとは、LPやサービスサイトと前述のレポートやヒートマップといった様々なツールを繋ぐためのコードのことを指します。ツール上で発行し、サイト内に埋め込むことで、申し込みをしたユーザーの情報を外部ツールに反映させたり、タグを埋め込んだサイトのユーザー情報をヒートマップツール上に反映させたりすることができます。

  • URL

URLはリンクとも呼ばれ各LPやサービスサイトがそれぞれ独立で所有している文字列です。URLを共有することで共有相手を指定のサイトに遷移させる際などに頻繁に利用されます。

 

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  • ドメイン

ドメインとは、サイトが持つURLの中で「https://www.〇〇.com〜」の「〇〇.com」に当たる部分を指します。該当するWebサイトがどこにあるのかと言う情報は、本来IPアドレスと呼ばれる数字に紐づけられていますが、ドメインを見て何のサイトなのか判別しやすくするためにIPアドレスをドメインに変換します

  • サーバー

サーバーとは、簡単に言うとネットワーク上の様々なデータを保管するいわば保管庫のようなものです。ユーザーがネットワーク経由でサイトにアクセスした際に、そのサイトに対応するデータを提供する役割を持ちます。

 

 

ここからは、さらに実際のWeb広告の実務に近い用語の紹介をしていきます。

 

  • 広告

媒体上で配信される広告について改めて紹介します。媒体によってバナーのみ表示されるもの、バナー+テキストで表示されるもの、テキストのみで表示されるものなど広告の形態は様々で、どんなターゲットにどのような訴求で配信するのか、広告ごとにバナーやテキストを分けて作成していきます。

  • 広告セット

FacebookやGoogle上で複数の広告の一つのまとまりを示すのが広告セットです。これはFacebookが広告媒体となって作成された言葉で、広告セット内ではオーディエンスの設定や配置(媒体内でどのコンテンツに配信を行うのか。具体的にFacebookの場合、Facebookの投稿欄に広告を配信するのか、インスタグラムのストーリー上で広告配信するのかなど。)を設定することが可能です。

 

  • オーディエンス

前述のオーディエンスとは、広告を配信するターゲットの総称です。オーディエンスには様々な種類があり、今までに問い合わせ(CV)をしたユーザーに顧客情報を元にした類似ユーザーへの配信や、特定のワードを検索したことがある興味関心ターゲットへの配信など、必要に応じて各オーディエンスを使い分けることが重要です。

 

  • リターゲティング

特定のオーディエンスへの配信の中で頻繁に利用されるのがリターゲティングです。Google広告が発祥で、リターゲティングとは過去に一度問い合わせやサイトへの訪問を行ったことがあるユーザーに対して繰り返し配信を行うことを指し、商材やサービスに一度興味を持ったことがあるユーザーに配信が限定できるため、Web広告では確度の高い手段として利用されています。似たような言葉でリマーケティングという言葉がありますが、媒体によって呼び方が異なるだけで、意味は同一です。

 

  • キャンペーン

前述の広告セットを統括するのがこのキャンペーンです。大きいものから順に「キャンペーン⇦広告セット⇦広告」といった形で管理されます。Facebookなどの媒体では、キャンペーンの予算を設定することで、広告セットや広告に自動で予算が割り振られ、ユーザーの反応に応じて自動で最適化されていきます。またその他にも、CVの定義の設定なども可能です。(後ほど解説)

 

  • Google Analyticsパラメータ

広告を作成した際に、その広告をクリックしたときに遷移するLPのURLが必要になります。そのURLを広告ごとにユニークにするための機能がGAパラメータです。パラメータを広告ごとに設定することで問い合わせがどのLPから発生したのか、またどの広告からLPに遷移したのかを判別することができるようになります。

 

  • 審査

媒体側で広告を配信する前に行われるのが審査です。審査基準は媒体によって異なりますが、ユーザーに誤解を与えるような表現や見ている人が不快になるコンテンツなどは審査が通らずに広告配信できない場合があります。何度も審査に落ち続けると広告アカウントごと凍結されてしまう場合もあるので注意が必要です。

 

以上が、Web広告業界で日常的に使われる用語のキーワード編になります!ここで紹介した用語は、日常的にWeb広告に触れていく中で自然と身につくものだと思うので、実際に広告配信などを行いながらそれぞれの用語について理解を深めていきましょう!

 

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