目次
01|進化に必要な考え方
まずお伝えするのは『広告運用に最初から完璧などないので、まずは試してみること、そこから改善をすること』が大事ということです。
LP(ランディングページ)の最適化、という考え方をご存知でしょうか。これは『ランディングページを構成する各要素を最適化し、コンバージョン率を最大化させる』を意味します。つまり、LPOです。
LPの直帰率はサービスサイトに比べて、かなり高い傾向にあります。どれくらい高いかというと業界ジャンルや広告経由など流入に差はありますが、一般的には70~90%が平均値ではないかと言われています。そのためコストや時間をかけて作ったLPでも全く結果が出ないなんてことがざらにあります。
LPの最適化と関連したトピックとしてSEOもよく話題にあがりますが、それぞれ役割が異なります。
SEO |
特定のキーワードで検索結果の上位表示させることで オーガニックによるトラフィックを見込むこと |
LPO |
ランディングページのコンバージョン率を最大化すること |
SEOは、数年間という時間をかけて徐々に増えてくるストック型。LPOは、短期間でもコストを払い続けることで流入が増えます。流入が増えるまでにかかる時間も異なるので、バランスよく並行して進める必要があります。
02|LPを通じて、誰に何を届けるのか
前提としてLPのPDCAを高速で回す必要がありますが、むやみやたらにLPを作って修正を繰り返すだけではCV獲得はできません。LPの最適化をするために、気をつけたいポイントをまとめたので、参考にしてください。
a:仮説を予め用意する
こちらは題名の通り、予め自分の考えを用意しておくのです。最適化までには何回も比較があり、テストがあります。なので改善には予め「Aの結果が出れば〇〇がよい、Bの結果がよければ〇〇が良い」のように仮説を立てておかなくてはなりません。訴求方法には様々な種類があります。価格なのか、価値なのか、ブランドなのかを確認する必要があります。5W1Hを意識して、ランディングページに反映させましょう。
【5W1H:who(誰に),what(何を),where(どこで),when(いつ),why(なぜ),how(どのように)】
その繰り返しが必ず勝ちLPを誕生させます。
b:比較条件を揃える
次は比較条件を揃えましょう。テスト開始前に配信するデバイス先、媒体、ターゲティング、期間によってCVにかなり大きい変化が出るので、確認だけしてください。テストする条件をむやみに多くしてしまうと、比較したい部分以外の部分が結果に余計な影響を与えてしまうかもしれません。
C:必要な機能は何かを考える
いい結果が出たとしても、何が理由で結果が出たのか。仮説を確かめる必要があります。しかし因果関係を掴もうとしても「既存ツールでは詳細なデータを拾いにくい」「LPOに必要な数値の指標があまりない」など、様々な状況が考えられます。ツール導入の際に、全ての機能を望むことはできません。目的を明確にして、必要なツールを導入しましょう。
03|具体的な改善方法
a:直帰率が高い場合
1)ファーストビューのキャッチコピーを変更する、もしくは広告文の文脈に合わせる
2)ファーストビューのメインビジュアルを変更する。
魅力的な画像に変更したり、権威性の表示を追加することが必要な場合あります。ちなみに権威性とは「導入実績〇〇以上!」「〇〇の口コミサイトNo. 1!」など、特定の分野において広く認められている存在の証明です。ちなみにファーストビューとはユーザーが最初に目にする画面です。LPであればこのファーストビューページに訴求力の高い画像や文字、デザインにすることが鉄板です。このファーストビューはLPOでも非常に重要で、一般的には3~5秒視認され、興味があれば内容の閲覧もしくはコンバージョンへとつながります。後ほどファーストビューをどう計測し、改善するかについてもご説明します。
b:CTAのクリック率が低い場合
クリック率が低い要因を考えましょう。例えば「CTAがLPの下部にしか設定されていない」または「そもそもCTAの数が少ない」など仮説はたくさん挙げられます。以下ではCTAクリック率が低い前提のもと考えられる仮説を挙げてみました。
1)CTAの数が少ない
CTAをLPの最下部にしか設定していないケースも多々見られます。その場合はCTAをページ内に一定間隔で置いてみたり、権威性の強いメッセージの下に置いてみるなど様々な対処法があります。ファーストビュー直下に置いてみることも一度検討してみてはいかがでしょうか?
2)CTAのバリエーションが少ない
これはそもそもCVを何に設定しているのかによって変わってきます。資料請求や購入フォームだったり様々なCVを設定しますが、それにも向き不向きがあります。
- 資料請求をCVとしているLP
- 問い合わせ件数をCVとしているLP
- 商品の販売やお試しができるLP
3)CTAの文言・デザインそのものがダメ
CTAの色や言い回しを変更して、ABテストを実施するのもひとつの手段です。ただしABテストにせよ、ヒートマップにせよ十分なトラフィックがないと解析できないのでリソースの分配にも気をつけてください。
c:CVRが低い場合
CVRはLPOをするうえで目標達成率のような指標となるでしょう。また何が原因で数値が落ちこんでいるのか探るうえでも分解できる指標になります。では次に改善する必要がある数値や可視化できるツールをご紹介します。
1)LPOエビス
通常1つの広告に対して1つしかランディングページを設定できないのですが、LPOエビスは1つの広告にランディングページを複数個付けられるようなツールです。こちらも料金形態は従量課金制になっており、PV数によって料金が変わるようです。
2)Google Optimize
有料版と無料版が存在しており、どちらもABテストとして利用されているツールです。ちなみに無料版であればABテストを同時にできるのは5つまでと決まっているので従量課金制になります。
3)PTengine
ユーザーの行動を可視化できるようなヒートマップの機能を持っています。ちなみにこちらも従量課金制なのでPV数によって料金形態が変わります。ヒートマップというのはユーザーがサイトに訪れた際にどこをクリックしているのか、ユーザーが注目している箇所がグラデーションがかるようになっています。
04|Squad beyondとLP最適化って相性いいの?
結論から言いますと相性は”抜群”です。
Squad beyondは、web広告の運用に特化したオルインワンツールです。オールインワンというのはランディングページの制作からABテスト、ヒートマップ、レポーティングまでが全て1つにまとめられたツールという意味です。Squad beyond内で制作した記事はタグ設定も不要で、ヒートマップ、ABテストもすぐできる、レポーティングもすぐに出るような設計になっています。
05|Squad beyondを使うならこのポイントは押さえて!
Squad beyondでは一般的な計測ツールにはない、独自の数値を用意してします。LPOをするにあたってこの独自の指標を使いこなすことで、あなたのLPは勝ちLPへと進化するはずです。では、実際に使用されているビヨンドの画像をもとに説明します。
〜Squad beyondの独自指標〜
FVER(ファーストビュー到達率) |
SVER(セカンドビュー到達率) |
FSVER(上記2つの合計値) |
OAR(オファー到達率) |
例えば記事Aのファーストビューの画像を商品画像から商品を使用した人の画像へ差し替えて、一定期間ABテストをしたとします。仮説はファーストビューに具体性を持たせることで、ユーザーがイメージをしやすいと立てました。実際に数値を見てみるとAのファーストビュー到達率がBより高いのがわかります。これまで見えなかった、なんとなく感覚に任せていた部分が数値となって出てくる。これがSquad beyondの強みの一つなんです。
ここでもう1つ皆さんにご紹介したいSquad beyondとっておきの機能があります。LPOに欠かせない、ランディングページの閲覧結果を可視化させるヒートマップです。これまでの広告運用で利用されたヒートマップはLPに訪問してきた人の全ての結果が反映されていました。例えば、CVした人、クリックした人、離脱した人のそれぞれのデータは出ず、LP全体のデータとして見られていました。そのためCVやクリックに繋がった層がどの訴求、画像、テキストへ集中しているのかわかりませんでした。
しかしSquad beyondでは
・離脱
・クリック
・CV
この3つのデータに分けてヒートマップを見れるようになっています。それゆえ
・CVを取りやすい訴求を把握することができる。
・離脱ポイントが一目でわかる。
のようなメリットがあり、画像、テキスト、CTA全ての最適化が可能です。操作方法も簡単で、矢印のチェックボックスをクリックするだけでヒートマップが出てきます。
ここまで読んでいただければ、これまでの作業がどれだけ軽減され、利益に直結する意思決定に繋がるかおわかりいただけたのではないでしょうか。ダメLPを勝ちLPに進化させるためにLPOが必須であり、そのためにはABテスト、ヒートマップを使うことも必要になってくるでしょう。その際にSquad beyondがあなたの選択肢の中に入っていることを期待しています。
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