ノウハウ・活用事例

【ヒートマップ】指標ごとに考えるLP改善策

「ヒートマップを上手く活用したいけど、どのように見ればいいのか分からない…」と悩まれている方必見!LP改善を行い、記事の効果を上げるためには複数のツールが必要になります。その中でもユーザーの行動が可視化されるヒートマップを使いこなせるようになれば一気に効果的な改善を施すことが可能になります。


「ヒートマップを上手く活用したいけど、どのように見ればいいのか分からない…」と悩まれている方必見!

LP改善を行い、記事の効果を上げるためには複数のツールが必要になります。その中でもユーザーの行動が可視化されるヒートマップを使いこなせるようになれば一気に効果的な改善を施すことが可能になります。

そのため、今回はヒートマップツールを活用してどのようにLPを改善していけばいいのかを詳しい解決策と共に解説していきます!

 

1.ヒートマップとは

ヒートマップとはその名の通り、ユーザーがLPのどの部分に注目したかをサーモグラフィーのように視覚的に可視化する機能です。

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(参考図:ヒートマップ)

このように、ユーザーの関心が高いところは赤色で、逆に関心が低い箇所は青色で表示されます。初心者でも分かりやすく視覚的に表示してくれるのがヒートマップの特徴です。


ヒートマップでは、ユーザーのマウスの動きを追跡し、そこからユーザーがLPのどの部分に関心を持って見てくれていたかを測るため、LPを改善する際に大変重要になってくる指標です!


ページのどこがよく読まれているのか、どこがよくクリックされているのか、どの部分でLPを離れてしまうのかを知ることで、LPに改善を加えてCVRを向上させることができます。

なんと、人間が実際に画面上で見る箇所とマウスの動きには80%以上の相関関係があると言われています。このことから分かるように、ユーザーのマウスの動きや滞在時間を正確に把握することで、ユーザーがLPのどの部分に注目して見ているのかを知ることができます。

「でも、ヒートマップの中にも指標が複数あって、どの指標を参考に、どのように改善すればいいか分からない…」という人も多いと思います。

そこで今回は、ヒートマップの指標ごとに具体的にどのような改善策を施せばいいのかを事例と共に詳しく解説していきます。

 

2.【離脱】をもとにした改善策

離脱を指標にすることで、ユーザーが記事のどの部分で離脱したかを知ることができます。

ページのどの箇所でユーザーが離脱してしまっているかを知ることで、どの情報が不要・またはユーザーに不適切であったかを知ることができます。

ここで一つ参考例をご紹介します。

 

例A:画像がある箇所で離脱率が高くなっていた

 

仮説1:画像の読み込みに時間がかかってしまい、多くのユーザーがLPを離れてしまった
解決策:サイトの表示速度を上げる
    画像のファイルサイズを縮小する

 

仮説2:画像箇所まで見たユーザーが、求めていた情報が得られないと途中で見限ってしまった
解決策:離脱防止ポップアップを入れる ※1
    画像を取り除く・画像内容を変更する

 

※1 離脱防止ポップアップとはサイトを離れようとしているユーザーに対してポップアップを表示させ、サイトの離脱を防止するツールです。

このように、離脱箇所を参考に改善を施すことで、LP内の回遊率を向上させることができます。

 

3.【クリック数・クリック位置】をもとにした改善策

記事内の特定箇所でのクリック数を指標として、ユーザーがLPのどの部分を何回クリックしたかを知ることができます。

まず、ユーザーがLPをクリックする心理を考えてみましょう。クリックするということはその箇所が気になりもっと詳しく知りたいというユーザーの意思表示になります。

基本的にはバナーやボタンがあるところが集中的にクリックされていますが、ヒートマップを見ると意外な箇所でクリックされているということを発見することができます。

ここで、事例別に解決策を見ていきましょう。

 

例A:クリックしても何もアクションが起こらないところでクリックされている
仮説1:もっと知りたいのに何も表示されない
解決策:情報量を増やす
    ボタンを設置して、「その先」の情報を提供できるようにする
仮説2:画像が見にくいからクリックして拡大したい
解決策:クリックをしたら画像を大きく表示されるようにする
    画像をより見やすくする

上記の例の場合、クリックされているということはユーザーが気になっている箇所ということなので、更なる情報を提供できるよう記事に改善を施しましょう。

また、ユーザーが求めている情報が分かったため、そのキーワードやトピックを記事タイトルやバナーに入れることでターゲットの興味を惹きつけることが大いに期待できます!

次に別の事例も見てみましょう。

 

例B:アクションボタンがあるのにもかかわらず、クリック率が低い
仮説1:ボタンデザインに問題がある
解決策:デザインや大きさを変更する
仮説2:ボタンの配置が適切でない
解決策:アクションボタンの削除や場所の移動を行う

このようにクリック数・クリック位置を指標にすることで、ユーザーがどの情報をより深く知りたいか、アクションボタンのデザインや場所が適切であるかということを知ることができます。

 

4.【滞在時間】をもとにした改善策

それぞれの記事位置での滞在時間を指標にすることで、どこの場所が熟読されているのかを知ることができます。

ヒートマップを見て、熟読されいる箇所があれば、そこをLPの上部に持っていきましょう。ページの序盤に興味を引きそうな内容を持ってくることで、「このLPは面白そう!」とユーザーの関心を惹きつけることができます。

逆にあまり読まれていない箇所は不要と見なされているため、思い切って削除することを検討しましょう。

ここで、「熟読されていない箇所がLP内で重要な箇所だった場合はどうしたらいいの…」と思われている方もいるのではないでしょうか。このような場合は、その部分を削除するわけにはいきません。

では、上記のような事例を参考に、解決策を一緒に見ていきましょう。

 

例A:読んで欲しい箇所なのにユーザーの滞在時間が短い

仮 説:重要ではない情報として流し読みされている
解決策:興味を惹きつけるように表現方法を変える(キャッチーな表現を入れるなど)
    図や表を用いてわかりやすくする

すでに図や表を用いて分かりやすく解説しているのにユーザーの滞在時間が短い場合は、LPに流入してきたユーザーの興味とLPの内容がマッチしてない可能性が考えられます。

また、到達率が低い箇所を改善してもそれ以前に離脱率が高い箇所があったらその改善には意味がなくなってしまいます

このような時は、離脱されている箇所の記事改善を行い、ユーザーが最後までLPを読んでもらえるようにする必要があります。このように一つの指標のみに着目するのではなく、複数の指標を組み合わせながらOARを改善していきましょう。

 

5.ヒートマップ分析の手間

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これまでご紹介してきたように、LP分析を行うためには複数の指標のヒートマップを比べなければいけません。そのため、1つのLPでも比較する指標が3つあったら3つのヒートマップを行き来しながら分析を行うため、時間がかかってしまいます。

そして、分析をもとにLPに改善を施した後もまだ手間は多く残っています…

LP改善を行ったあとは、その改善効果をABテストで検証しなければいけません。
1つのLPに改善を施して3つのパターンを制作したとすれば、3つのLPを複数の指標で再び検証しなければいけないため、検証にとてつもない時間がかかってしまいます。

またABテストの結果を検証するためには、ヒートマップだけでなく、CV数等の他の要素も確認する必要があるため、複数のツールにまたがって検証を行わなければいけません。

このように、ヒートマップの機能は便利だけど、実際にLPの効果を見るためには多数の工程と多くの時間がかかってしまいます。
せっかくLPを改善してCVRが改善できても、改善にあまりにも多くの時間をかけてしまったため、結果として費用対効果が以前よりも悪くなってしまっている可能性もあります。

 

6.Squad beyondの紹介

「ヒートマップでLP効果を見るためには多くの時間がかかってしまう…もっと効率的にできる方法はないか…」
「ヒートマップがすごい便利なのは分かったけど、ヒートマップツールがありすきてどれを使えばいいのか分からない…」
と思われている方に、Squad beyondというツールをご紹介します!

Squad beyondは管理画面一つでWeb広告の勝ちパターンが探せるデジタルマーケティングツールです。
今回は、複数あるSquad beyondの機能のうちの1つである、ヒートマップをご紹介します!

Squad beyondのヒートマップの指標には、

  • 【到達率】
  • 【離脱】
  • 【クリック数】
  • 【滞在時間】

の4つあります。ここで、先ほど登場しなかった【到達率】という指標を少し解説します。

【到達率】… LPの該当箇所までの到達率を表示する指標です。到達率は、記事のPV数に対する記事位置までの到達率を表示します。

次に、Squad beyondのヒートマップが他のツールとは違う点をご紹介します。

 

Squad beyondの特徴

1.【滞在時間】平均値だけでなく、中央値も分かる!

通常、滞在時間が指標になっているヒートマップに表示されるのは、ユーザーがその箇所に滞在した平均時間です。

しかし、極端に滞在時間が長い人やその逆で極端に滞在時間が短い人がいると平均値がどうしても正確な値ではなくなってしまいます。その時に中央値も一緒に参照することで、正確な代表値を知ることができます。このように、Squad beyondでは、正確な滞在時間を参照することができるため、効率的にLP改善を行うことができます。

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(参考図:【滞在時間】ヒートマップ)

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(参考図:【滞在時間】ヒートマップ)

上記参考イラストでは、中央値が3秒なのに対して、平均値は23.4秒となっています。この二つの値を参考にしながら平均値よりも正確な代表値を把握します。

 

2. 一つの画面で複数のヒートマップが見れる!

Sqauad beyondでは、1つの画面で複数パターンのヒートマップを同時に確認することができるため、効率的にABテスト解析を行うことができます。

しかも、この3つのヒートマップを簡単に並び替えることもできるため、余計な行き来をせずに、比較したいヒートマップを隣に並べながら記事改善を行うことができます。

また、<スクロール機能>を使うとより快適にヒートマップの比較を行うことができます!

下の参考画像の右上にある<スクロール表示>を使用すると、それぞれのヒートマップを個別にスクロールできます。
反対に、
<全ページ表示>を使用すると、表示されているヒートマップを全て同時にスクロールできます。必要に応じてこの機能を使い分けてヒートマップの比較を効率的に行いましょう。

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3. 離脱・クリック・CVのヒートマップを重ねて表示

Squad beyondでは、必要に応じて離脱・クリック・CVのヒートマップを重ねて表示できます。

先ほども解説したように、ヒートマップの1つの指標だけを見てもCVにつながるLP改善にはなりません。そのため、複数の指標を照らし合わせながらLPを分析することが必要となります。

Squad beyondでは、複数の指標を同時に重ねてみることができるため、少ない工数と時間でLPに効果的な改善を施すことができます。

また、Squad beyondでは、ワンクリックでデバイス別(パソコン・スマホ)、離脱・クリック・CVごとにヒートマップを切り替えることも可能なため、必要な情報を素早く出すことができます。

 

4. 離脱防止ポップアップ機能

Squad beyondでは、離脱率のところでご紹介した「離脱防止ポップアップ機能」をたったの3クリックで誰でも簡単に入れることができます。

離脱防止ポップアップは、離脱してしまう傾向が高い箇所で商品LPに飛んでもらうように促すことができるため、CVRの改善が期待される効果的な機能です。

離脱率が高い箇所で離脱防止ポップアップを使用して離脱率を大幅に改善させることができます。

 

7.まとめ

今回はヒートマップの指標ごとに見たLPの改善策をご紹介しました。

ヒートマップをフル活用することで、CVの妨げとなっているLP箇所やユーザーが興味のある内容を知ることができるため、CVRの改善を行うことができます。LPの利点を伸ばして、足をひ引っ張っている箇所を削除・改善し、効果的にCVを獲得していきましょう。

今回最後にご紹介したSquad beyondには他にもここではご紹介しきれなかった、Web広告運用を効率的に行うための機能がオールインワンで揃っています!

ABテストやレポート作成に時間を取られていた人もSquad beyondを導入することで全て倍以上のスピードで行うことができた事例が多数存在します。

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また、下記リンクからSquad beyondnの無料デモを申し込むことができます。

サービス・料金

ヒートマップツールを上手に活用して、CVRの高いLP制作を作り上げていきましょう!

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