01 | 修正前:記事の課題 |
02 | 修正内容:ペルソナを具体的にイメージ |
03 | 修正結果:記事CTRが改善 |
04 | まとめ |
01|修正前:記事の課題
今回取り上げるのは、シミに効果が高いとあるオールインワンジェルの広告です。配信開始から2日後には、以下のことが明らかになりました。このような結果から、記事は最後まで読まれているものの、ストーリー性が低く、ユーザーの共感を得られず、商品リンクがクリックされていないという仮説が立てられました。そのため、ユーザーが語り手に共感できるように、語り手のペルソナを明確化することにしました。この記事は、記事の語り手が実際に商品を使ってみた結果・体験談であったため、ユーザーの共感を得るためには、ユーザーがこの語り手に自分自身を投影できるような記事の構成が必要だと考え、「記事の語り手」のペルソナを明確化することにしました。
まずは「記事の語り手」がどのような人物なのかイメージしてみます。
こうして膨らませたイメージに合わせて、以下のような修正を実施しました。
さらに、「旦那さんも使ってみたら効果がありました」というコンテンツを追加。これはやや実験的ではあるのですが、主婦はお財布に厳しいが、家族や旦那にも使えるものなのであれば購入のハードルが下がる、というターゲットのニーズを見込んだコンテンツ追加です。
さて、修正の結果はどうなったのでしょうか。
記事全体の文字数が増えたにも関わらず、記事CTRが改善されました。特に、ペルソナの年齢を意識して変更した画像のアテンションが2倍以上高くなりました。
修正前 | 修正後 | |
記事CTR | 8.29% | 14.53% |
CVR | 2.47% | 2.97% |
Before/After画像アテンション | 12.80% | 32.40% |
オファーアテンション | 79.13% | 88.01% |
文字数 | 1,722文字 | 2,057文字 |
今回の事例では、ターゲットユーザー(商品を購入しそうなユーザー)を限定し、そのユーザーにぴったりハマるように、記事の登場人物を設定して記事に落とし込むという改善を実施しました。
これによって、記事を読んだ人は「あ、これはまさに自分のことだ・・・」と感じるようになり、さらに「私もこの人のように悩みから解放されたい!」という共感を引き起こし、商品への興味をもたらすことが可能になりました。
訴求できるユーザーが限られてしまうというデメリットはありますが、以下の場合には有効ですので、お試しください。
▼関連記事
Squad beyondのご利用には、アカウント開設が必要です。
お好きな時間を選んで、どんなことでもお気軽にご相談ください。
(商談の設定、お見積もり依頼、サービスの簡単な説明 など)