今日は獲得絶好調!日予算、上げる?上げない?

「CPA好調!vCTRよし!今日はまだ時間も早いし、日予算をあげて利益を積み上げにいくか?」「いや、ここで油断して日予算上げると配信が出すぎてしまうこともあるからなあ、うーん。」という悩みを持つ広告運用者は多いでしょう。本記事では、SmartNewsを媒体とし、日予算調整をする際のポイントを紹介します。


目次

 

 

01|日予算をあげる目的って?


媒体によって、様々な配信ロジックが存在していますが、SmartNewsのキャンペーン設定の「日予算」を皆さんが変更する時ってどんな時ですか?

①:CPAが合っていて、獲得を増やしたい時

目標CPA内で獲得できているのであれば、当然日予算をあげることでより多く配信され、売り上げアップの可能性が高まりますよね!

②:CPMを改善したい時

管理画面で「スピード配信」を選択すると、設定した日予算を使い切るようなロジックが強く働きます。その結果、日予算を上げた時に、現在のペースでは日予算を使い切れないと判断された場合、入札価格(CPC)が上昇し、それに伴いCPMも上昇します。CPMが上昇するということは、良いユーザーに当たりやすくなるということ(弊社内の分析による)これにより、CPAの改善に対する期待が高まります。

c7379843b29defceeb72c9b00cdc21b4-1024x645

 

 

02|日予算強化と◯◯は同時に行う


ところが、キャンペーンの調子が良い日に意気揚々と日予算をあげたにも関わらず、結局その後の獲得につながらず、赤字に終わったなんて声をよく聞くのです。

実は、日予算を上げる時に覚えておいていただきたいことがあります。それは「日予算をあげるならクリエイティブも追加する」ということ。理由について、こちらの図をご覧ください。

9a70ab8c531c01abd4ddbdca2ff1f2da

※フリークエンシーとは、1つのクリエイティブがユーザーに配信される頻度のこと。フリークエンシーが高いと、ユーザーは1つのクリエイティブを何度も目にすることになる。

 

日予算を増やし、配信を強化することは露出を増やすことと同義です。その際に、十分な数のクリエイティブが用意されていなければ、結果的にCPMが低下し、CPAが適合しなくなる可能性があります。

日予算強化とクリエイティブ追加は同時に行う。これが押えておきたいポイントです!(vCTRが1.5%~2%など好調クリエイティブが複数配信されている時はこの限りではありません)。

 

 

03|目先の利益獲得ではなく、長期的なキャンペーン運用を


さて、ここで皆さんに質問です。「原さんのキャンペーン」「小山キャンペーン」、どちらがより「安定した」キャンペーン運用だと考えられますか。

 

  原キャンペーン 小山キャンペーン
日予算 30万円 10万円
CPC 55円 30円
CPM 550円 300円
媒体CTR 1% 1%
記事CTR 8% 4%
CPA 8,000円 8,000円

 

答えは、原キャンペーンです。見、両方ともCPAが8,000円で安定していて問題なさそうです。しかし、小山さんのキャンペーンは記事CTRがやや悪く、日予算を増やしても、CVが伴わない可能性があります。

では小山さんは、より利益を拡大するために原さんのように日予算30万円を目指すべきでしょうか。それとも日予算10万円で手堅く利益を積み上げるべきでしょうか。正解は... 日予算をあげるべき!

目的は目先の利益獲得ではなく、長期的なキャンペーン運用です。小山さんのキャンペーンはCPMが低いため、今は安定しているかのように見えても、競合が配信を強化すれば、良いユーザーに出会えなくなる可能性があります。すなわち、長期的に配信が続けられないかもしれません。

 

|日予算強化に想定される動き

日予算を上げた直後には、以下ような動きが。9de648a8e1f625fb26801bfb3ab7a19e

しかし、翌日も配信を続けることで、次のような動きが期待できます。93f4d6c4192e0372c02eca1d87ab23d9

そしてこれを繰り返してゆくと

04a3e4767f90195b14f11fecf17f7c67

という好循環が生まれます。特に注目したいのは、利益が増えるだけでなく、「CPM」が安定して上がっていることです。CPMが上がりつつCPAが適切なら、これは最高の状況です。なぜなら"競合に負けないから" です。

このように、日予算10万円で運用していた小山さんのキャンペーンは、最適化により原さんのキャンペーンと同じレベルの記事CTRに改善しました。CPMが高く、適切なCPAで多くのCVを得られるようになり、結果的に長期的に安定したキャンペーン運用が可能になります。

▼関連記事

 

 

04|まとめ:日予算調整のポイント


日予算をあげた直後はCPAがずれやすく、不安になることもあるかもしれません。しかし、高いCPMが目指せれば、競合の変化など外部要因とも戦える、安定したキャンペーン運用が可能になります。日予算調整は以下のポイントを押えてください。

 

01 1日の消化金額と獲得CV数に応じて、日予算を上げるか考える
02 1日単位のCPAが合う/合わないで、日予算をあげた成果を判断しない
03 過去1週間のCPMにも注目する

 

過去1週間でCPMが上がっているとにも関わらずCPAが合わないのだとしたら、その状態でCPAを適正化するために調整すべき数値は

  • CPCなのか(日予算を下げてもここにしか影響が出ません)
  • vCTRなのか
  • クッションページからLPへの遷移率(記事CTRなのか)

を見極めてゆく必要があります。より効果的な広告運用を目指しましょう。

 

 

 

ブログCTA案

2

▼関連記事


 

Squad beyondのご利用には、アカウント開設が必要です。

デモを依頼する

お好きな時間を選んで、どんなことでもお気軽にご相談ください。
(商談の設定、お見積もり依頼、サービスの簡単な説明 など)

Similar posts