活用方法

ecforce×Squad beyond共催イベントを実施しました(2024/12/4レポート)

本記事は2024年12月4日に行われたecforce×Squad beyond共催イベントのレポートです。このイベントは、ecforceとSquad beyondの新たな連携を記念し、業界の最前線で活躍する方々によるトークセッションと交流の場として開催されました。


 

この記事を書いたのは

Akane Sakurai

- Customer Marketing

2023年4月よりSIVAにJoin。
Customer eXperienceチームに所属し、2023年12月までオンボーディングやユーザーに合わせた機能活用の提案などを行う。

一時Marketingチームを経て、再度Customer eXperienceチームへ。現在は月3〜5回のオフラインイベントの企画運営を中心に、ユーザーインタビュー・導入事例記事執筆など、本ブログのようなコンテンツ周りもちょこっとだけ担当している。

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目次

 

                                                                                                                                                                

 

 

01|なぜ共催イベントを開催することになったのか


 

|今回のイベント開催のきっかけ

連携記念

今回のイベントは、Squad beyond上でecforceを利用した購入フォーム一体型LPが制作可能になった連携を記念し開催が決定しました。この連携によって、ユーザーの皆様にとっても多くのメリットが生まれることが期待されています。
※連携詳細についてはこちら

 

Squad beyondでecforceのLPを実装するメリット

  • CVRの向上
    LPへのアクセスから購入までがスムーズになるため、ユーザーの離脱が減少し、CVRが向上します。
  • 効率的なLP制作
    LPにecforceの購入フォームを組み込むため、LPの制作が大幅に簡略化されます。
  • 表示速度の向上
    Squad beyond独自の開発によってLPの表示速度が改善され、ユーザー体験が向上します。
  • ABテストのシームレスな実施
    効果的なABテストを簡単に実施できるようになり、LPのパフォーマンスを迅速に分析・改善することが可能です。
  • 作業工数の削減
    LP制作からレポーティング、成果の改善に至るまでのプロセスを統合することで、全体の作業工数が削減されます。

 

そして、この記念すべきタイミングでスペシャルなイベントを開催したいという想いが重なり、業界の最前線で活躍するプロフェッショナルをお招きするトークセッションと交流会を企画しました。

実際の現場で役立つリアルな知見を共有しながら、参加者同士の交流を深め、ビジネスの可能性を広げられるイベントにしようと、両社意気込んで準備を進めてまいりました。

 

|続々と集結

会場となったのは、三田駅・田町駅から徒歩3分に位置する「Squad Base Cafe by SIVA Inc.」
Squad beyondを提供する株式会社SIVAが運営をしているカフェ兼コワーキングスペースです。快適で温かみのある雰囲気のこの場所は、参加者の皆様からも「居心地が良い!」とのお声をいただきました。

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今回のイベントには、全国各地からD2Cブランド・事業主様の方々が参加。北から南まで幅広い地域からご来場いただきました。イベント当日は、会場に一歩足を踏み入れた瞬間から期待感が高まるような空気が流れており、多くの方が名刺交換や軽快な会話を楽しんでいる様子が印象的でした!

 

当日のプログラムは、以下の通り進行されました。

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今回ゲストとして、D2Cブランドを牽引するお二方にご登壇をいただき、ファシリテートは共催2社を代表する2名が担当しました。

登壇者
 

古川 史弥

Fumiya Furukawa

- 株式会社prisma
  代表取締役

株式会社prisma代表取締役。株式会社オモヤグループに新卒で入社。通販、自社運用チームの立ち上げを経て広告代理店事業の株式会社prismaをグループ内で設立。

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登壇者
 

坂口 光

Hikari Sakaguchi

- 株式会社Sparty
  Digital Marketing Division Chief

新卒でマイナビに入社し、企業の採用コンサルティングを担当。その後、通販業界に転職し、化粧品・健康食品のWEBを中心としたプロモーション・商品企画に従事。2019年よりSpartyに入社。ダイレクトマーケティング・LPOを得意とし、WEBマーケティングの責任者としてプロモーション全般を担当。

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第一部ファシリテーター
 

真野 勉

Tsutomu Mano

- 株式会社SUPER STUDIO
  取締役 CRO

1987年、東京都出身。青山学院大学を卒業後、ITベンチャー企業へ入社し、セールスとして同社の東証マザーズ上場に貢献。2014年にSUPER STUDIOを共同創業し、現在はCROとして企業間のアライアンスをリードしている。

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第二部ファシリテーター
 

大谷 亜沙美

Asami Otani

- 株式会社SIVA 
  Squad beyond Sales Leader

大学卒業後、国内最大手広告代理店にて旅行販売に従事。その後海外チームリーダーに就任しマレーシアにて勤務。結婚を期に主婦業に専念するも、帰国を期に一念発起し未経験のIT/SaaS業界に挑戦を決意し、2022年10月SIVAにジョイン。

現在は、ユーザーグロースチームのリーダーとして、Squad beyondの導入を検討されているお客様への新規商談を実施している。

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02 |第一部トークセッション:D2Cブランドが語る組織論


第一部のトークテーマは、「D2Cブランドが語る組織論」。

このトークテーマをブレイクダウンし、

1. D2C企業における成長を支える組織構造と文化
2. マーケティング・プロダクト・顧客サポート間の連携強化
3. 成長を支える人材の採用と育成

この三つの小テーマに分けて、D2Cブランドを牽引するお二方のノウハウを深掘りしていきました。

 

 

|1、D2C企業における成長を支える組織構造と文化

一番最初の質問は、D2C企業における成長を支える組織構造と文化について。

株式会社prismaが属するオモヤグループでは、全体で30前後の商材を展開しています。商材が多いながらも、各ブランドが独自性を持ちつつ情報共有を行う“横軸のコミュニケーション”を取り入れることで、全体の成長を支えています。規模の大きなブランドと小さなブランド、それぞれに合った最適化が必要であり、現場からのフィードバックを重視した運営方針が印象的でした。

一方Spartyでは、役割を明確にしつつも柔軟なチーム体制を採用しています。少人数での迅速な意思決定が可能な仕組みを整えており、特に広告運用では、プロモーションの種類や媒体ごとにチームを細分化し、それぞれが自走できる環境を構築しています。
それぞれが高度な専門知識を活かして運営に取り組むことで、スピード感のある意思決定と柔軟な対応が可能となり、広告運用の効果を最大化している点が注目されました。


 

|2、マーケティング・プロダクト・顧客サポート間の連携強化

部門間連携は、どの企業でも課題になりがちなテーマです。

Spartyでは、部門間の連携を強化するため、全社的なマーケティング講座を実施し、共通言語の醸成に努めています。これにより、商品開発チームと顧客サポートチームが直接対話する機会を設け、顧客の声を即座に商品に反映させる仕組みを構築しています。

一方、オモヤグループでは、日常的な“立ち話”を活用した柔軟なコミュニケーション文化を推進。新規ブランドと既存ブランド間で知見を効率的に共有する仕組みが特徴的で、各ブランドの成長を支える基盤となっています。

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|3、成長を支える人材の採用と育成

採用についても企業ごとに特色がありますよね。

Spartyはリファラル採用を積極的に活用し、企業文化にフィットする人材の採用を重視しています。特に、採用時には候補者の経験だけでなく、企業の価値観や目標に共感できるかを重視しているそうです。また、採用後は各メンバーが自分のスキルを最大限に発揮できる環境を提供し、プロフェッショナルとして成長できる体制を整えています。例えば、新規プロジェクトを任せることで実践的な学びを得る場を設け、自己成長を促進している点が印象的です。

一方、オモヤグループでは、未経験者の潜在能力を引き出す採用を行っています。同グループでは、経験の有無よりも挑戦する意欲や将来の可能性を重視し、採用後にその能力を引き出すための日々のフィードバックを欠かしません。さらに、業務を通じてスキルを磨き、自分のキャリアを築けるよう支援する仕組みを整備。例えば、研修や定期的なメンタリングを通じて、各社員が自身の目標を明確にし、成長に向けた具体的なアクションを取れるようにしています。この柔軟かつ個人を尊重したアプローチが、オモヤグループの採用・育成の大きな特徴です。

 

 

 

 

03|代理店に頼りきらない広告運用論


 

 

第二部のトークテーマは、「代理店運用に頼りきらないインハウス運用論」。

以下の2つのトピックが中心に議論されました。

1. 限られたリソースでのインハウス広告運用最適化
2. ブランド価値と売上を両立するインハウス広告の戦略

 

|1、限られたリソースでのインハウス広告運用最適化

限られたリソースの中で最大の成果を上げる工夫が求められるのは、どこの企業でも言えることです。

Spartyでは、初期段階のテストを自社で行い、成功の目処が立った段階で代理店に移行する戦略を採用しています。初期段階での運用では、商品の特性やターゲット層の反応を素早く把握する必要があり、外部に依頼するよりも自社で細かく管理する方が効率的だと考えるためです。
具体的には、広告コピーやクリエイティブの検証を自社で迅速に行い、最適な施策が見えてきた段階で、それを代理店に移行することで、大規模な拡大フェーズに入ることができると教えてくださいました。これにより、初期段階ではスピーディーなPDCAサイクルを回しつつ、拡大フェーズでは代理店の持つ専門知識やネットワークを最大限に活用できるというメリットがあるとのことで、限られたリソースを最大限に活用しつつ、ブランドの価値を守りながら効率的な拡大を目指すD2C企業ならではの戦略として注目されました。

オモヤグループでは、各メンバーの得意分野に応じたタスク分担を行い、効率的な運用体制を構築しています。具体的には、ライティングが得意なメンバーは記事制作に専念し、データ分析が得意なメンバーは広告キャンペーンのパフォーマンス解析や最適化に集中します。また、各ブランド間での情報共有も活発に行われており、成功事例や課題をチーム全体で共有することで、全体のパフォーマンスを向上させています。

 

|2、ブランド価値と売上を両立するインハウス広告の戦略

ブランド価値と売上の両立についても、企業によって異なるアプローチが取られています。

オモヤグループでは、特に信頼性が求められる商材を取り扱う際に、ブランドイメージを損なわないような運用を徹底しています。例えば、ドッグフードやお子様向けのニキビケア商品といった商材では、広告媒体の選定から運用方法に至るまで、慎重な判断を行っています。これらの商品は、購入者と使用者が異なり、ブランドへの信頼性が購入意思に直結するためです。
さらに、過去には代理店に運用を委託していた商品が売上不振に陥り、廃盤も検討されていた中で、インハウス運用を開始することで、商品が復活したという実例もあります。この取り組みは、インハウス運用が持つ柔軟性スピード感の強みを生かした成功例となりました。

一方、Spartyでは、「ブランディング」という言葉を多用せず、ブランドの「らしさ」を重視した運用を行っています。例えば、広告に登場するモデルを選定する際、「すごく綺麗だけれどツンとした雰囲気NG」「おしゃれすぎNG」「暗い雰囲気NG」といった具体的な基準を設けているそうです。このような基準を通じて、「らしさ」=多幸感のあふれる、明るさや親しみやすさを広告に反映させ、ブランド価値を守りつつ、顧客との共感を生むコミュニケーションを実現しています。

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合計1時間のトークセッションは以上となりました!実際に参加された方のお声を一部抜粋してご紹介させていただきます。

  • 「組織論のセッションでは、実際に自社に適用できる具体的なヒントをたくさん得られました。これからの組織づくりが楽しみです!」

  • 「広告運用の話がとても実践的で、特にインハウスならではの強みの部分が印象的でした。今後の戦略に活かせそうです。」

  • 「同業他社の方々と直接意見交換ができ、視野が広がる良い機会になりました。」

  • 「トークテーマごとに内容が整理されていてわかりやすかったです。同業他社の取り組みを知る良い機会になりました。」

 

明日からの業務に役立てられるような、中身の濃いトークセッションになったのではないでしょうか?筆者自身も、多くのことを学ぶ機会となりました。登壇いただいた古川さん・坂口さん、ありがとうございました!

 

04|編集後記


トークセッションの後には、参加者同士の交流会を実施しました。会場には和やかでアットホームな雰囲気が漂い、終始笑顔が絶えない場となりました。参加者の皆様は名刺交換や意見交換を活発に行い、同じ業界内で新たなつながりを築く機会となったようです。

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特に、お互いの成功事例や課題感を共有する中で、新たな視点や気づきを得る声が多く寄せられました。この交流を通じて、今後のビジネスチャンスを広げる契機となったのではないでしょうか?

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今回のイベントを通じて、ecforceとSquad beyondそれぞれの価値を最大化できる未来への期待が高まりました。本イベントが参加者の皆様にとって実りある機会となっておりましたら幸いです。

今後も、私たちSIVAは皆様のビジネスを支える取り組みを続けてまいります。次回のイベントでも、また多くの皆様とお会いできることを楽しみにしております!ecforceとSquad beyondのさらなる発展にご期待ください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

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皆さん、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

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